突然運休になった。
「え、チケット売り場はあいてんのに???」
と思うもつかの間、チケット売り場も突然クローズ。
回りの人の反応を見ても、なんだかみんなわかってない感じ。
「まさかスト? 今から突然?」
近くにいたお兄さんに聞いてみたら、バスもトラムも全線運休とのこと。
でも、なんでだかよくわからないみたい。
バスもトラムもメトロもぜんぶぅー!
家に帰れないじゃん!
結局夫に迎えに来てもらったけど、そう言う手段が無い人はどうしたんだろう…?と
他人事ながら心配してしまった。
それにしてもベルギー人の冷静なこと。
たいしたインフォメーションも無いのに、窓口に問い合わせの人が殺到するわけでもなく、
チケットを買ったばかりでも、売り場のおじさんにつめよるでもなく、
「はい、そうですか。」と、ものわかりの良いことったら、潔さに感心してしまった。
の職員が、やはり現場にやってきた事故を起こした車の運転手の知り合いとやらになぐられ
亡くなってしまい、日頃の労働条件や安全対策に不満をもっていた運転手たちが
ここぞとばかりにストに突入したんだとか。
そして、2日半メトロは止まり、さらに二日だか三日だかバスとかトラムとか止まってたところも
あったとか。(未確認情報ですけど。うちの近所のトラムは動いてたし。)
初日、Hanaを迎えに来た夫は
「トラムの停留所にいっぱい人が待ってたけど、(運休になったことを)知りようがないじゃん。」
と言っていた。
常識的に考えれば、そう言う心配をするものだろうけど、STIBの皆さんはそんなこと
おかまいなしなんでしょうね。
まぁ、そんな細かいこと考えてたら、誰もストなんて出来ないけど。
唯一の足となったタクシーの運ちゃんたちは料金をつり上げたり…と言った余波もあったらしいです。
先日見かけたバスの運転席にはリボンの形の喪章がかかげてありました。
亡くなったSTIB職員の方のご遺族のことを考えると、数日のストの結果、労働条件が多少向上した
ところで、まったく納得できるわけがないでしょうに。
理不尽な事件てのは…。
なんともいたたまれません。