misc-net 家主Hanaの日記

ベルギー生活に役立つ情報だったりそうでもなかったり。たまにガレージセール連絡帳として活用。

サンニコラ②

今晩、サンニコラが暖炉の煙突を通ってプレゼントを持ってきます。
にんじんも置いたしスペキュロースも置いたし水の入ったコップも用意しました。
でも、今年に限って、何にも用意してないのだ。…どうしよう。
夫が子供達に説明している。
「サンニコラは忙しいから、良い子のところには遅れてくるかも…。」
そりゃ良い考えだとほっとしている私に、「『忙しいから明日来る』ってフランス語で手紙書いて置いておけ。」と指示して本人は寝ちゃった。げー。
以前は、辞書を駆使して自力で書くこともあったフランス語も、最近は全部長女に聞いて書くとか、最悪の場合は娘に書かせてサインだけ私ってこともあるのに、こればっかりは娘に代筆も頼めないし…。

なんでこんなことになったかと言うと、うちでは毎年、サンニコラやサンタクロースに何がほしいか手紙を書き、暖炉のあたりに飾り、それを参考に私がプレゼントを用意すると言う手順なのに、今年は今日の夜になって、やっと手紙を書いたものだから用意できなかったと言うわけなのです。
実は、昨日書かせようと長女に促したら、「10才にもなってこんなもの書いてる人いないよね。」と突然のたまうのです。
『あー、ついにわが子も真実を知ってしまったか。』と思われたけど、どうやらまだ確信するに至ってないようで、結構真剣にプレゼントを選んでる。
クラスの子は誰も信じてないとのこと。自分は信じてたのがショックだったのか?
私も勇気を振り絞って(大げさ)聞いてみる「サンニコラいないと思うの?」
「だって、何年も前に死んじゃったのに来るわけないじゃん。」
あー、サンニコラ本人は来ないだろうけど、じゃあ誰がプレゼントを置いているのか結論が出てないわけね。ぐうたらで気の利かないこの親が、サンニコラの代わりに毎年プレゼントを買っていたとは、まったく想像できないものねー。
今年の手紙は『サンニコラへ、何か小さいものください。』となっている(原文フランス語)。
サンニコラにもサンタクロースにもプレゼントをもらわないで我慢したら、来年のお誕生日(6月)にWiiを買うと約束したから、『小さいもの』しか頼めないのです。
小さいものねー。これはこれで難しい。