聖マルティヌスの日でした@ベルギーの数都市のみ
まいど、102年前の今日終わった第一次世界大戦の戦没者の方々のご冥福を祈るHanaです。
第一次世界大戦の戦死者は約3900万人だとか。
ベルギーの人口の3倍以上。
戦地に赴く我が子を見送る母の気持ちってどんなんだっただろう…。
想像できないししたくないけど…。
平和な時代&平和な地域に生まれて良かった。
そして今なお内戦や紛争が続いている地域が世界中にまだまだ沢山ある現実…。
それらの紛争地域での生活ってどんなんやろ…。
つくづく家があって食べるに困らない生活に感謝。
Hanaは昔、「大金持ちと結婚して貧しい人たちを助けたい!」って夢があった時期があったけど(笑)、普通のサラリーマンと結婚しちゃったので夢はまだ実現できてない。
大金持ちの彼氏ができたら実現してみよ。
自分で稼ぐ気無いんか。
一部の地域で祝われる「聖マルティヌスの日」
今日は聖マルティヌスの日でした。
それって誰?
ですよね。
日本人には。
西のはずれに住むえびす師匠の町では、11月10日の夜(なのか11日の早朝なのか…)各家に聖マルティヌスが来て子どもたちにプレゼントを置いて行ってくれるらしい。
フランス語ではサン・マルタン。
英語ではセント・マーティン。
じゃ、ウィキの日本語版の「マルティヌス」って何語からとったんや?
ラテン語?
まぁ、そうしかないか。
英語からとるわけにもいかないし、フランス語でもイタリア語でもおかしいっちゃおかしいか…。
ベルギーで「シント・マールティン」を祝うのは
イーペルIeper
アールストAalst
メッヘレンMechelen
などのオランダ語圏の数都市だけ。
それ以外のほとんどの都市では12月に「サンニコラ(オランダ語でシンタクラース)」を祝います。
なので、我が家では11月11日と言ったら「終戦記念日」であってフランス語で言うところの「サン・マルタンの日」と言う認識は全く無い。
なんでその数都市だけ「シント・マールティン」祝うことになったんやろ?
えびす探偵もご存じないらしい…。
メッヘレンに住むミスクスタッフのHさんならご存じかしら…。
「サンニコラ」そっくりの「シント・マールティン」
シント・マールティンはアフリカ系出身のお供→※訂正 黒い顔の(煙突の灰で顔が黒くなった?)お供を連れて、船に乗ってやってくるそうな。
赤いマントを羽織っているそうな。
煙突から子供のいる家に侵入するそうな。
子どもたちは、お供のお馬さんのためにニンジンを用意しておくそうな。
11月11日の朝起きると、プレゼントが置かれているそうな。
?
あれ?
12月6日にベルギーに来る「サンニコラ」にそっくりですけろ?
サンニコラバージョン
(ネットから拝借しちゃいました↑)
アフリカ系→※訂正 黒いお供(Pere Fouettard↑)を連れて、スペインから船でベルギーに来る。
赤いミトラ(司教冠)をかぶり赤い衣装を着ている。
ロバ(?ロバ説と白馬説あり)に乗り、煙突から入って家々にプレゼントを配る。
12月5日の夜、子どもたちはロバ(または白馬)のためにニンジン、サンニコラのために水(我が家ではビールだった。笑)を用意して眠りにつく。
12月6日の朝、目覚めてプレゼントを発見する。(ニンジンはかじられててビールは半分飲まれてる演出@我が家)
…。
マールティンとほぼ一緒ですやん。
違うのは日にちだけ?
追記(11月12日)
サンニコラのお供(が真っ黒なのはアフリカ系なのかと勝手に思っていたら、そういうわけではなく、子どもを怖がらせる役割として「黒い」ってことらしい。
または昨今、「アフリカ系」って書くわけにもいかなくなった…という事情もあるかもしれないけど…。
行いが良かった子だけがサンニコラからプレゼントをもらえて、良くなかった子はこのお供が自分が持ってる袋に詰めてスペインに連れて帰るってことになってるけど、実際は顔を黒く塗ったお兄さんやお姉さんがニコニコでお菓子配ってることが多い。笑
地域によっては、角があったりしっぽが付いてたりする場合もあったり、衣装も黒かったり、フランスでは肌の黒くないお供だったり…といろいろみたいです。
ウィキに書いてありました。
「サンニコラ」オリジナル説
そういうわけで、うちの近所では「聖マルティヌス」を祝うって話、聞いたことない…。
逆に「聖マルティヌス」を祝う都市では、ベルギーのほかのほとんどの都市で祝う「サンニコラ」は祝わないらしい。
サンニコラは
オランダ語で「シンタクラース」
日本では「聖ニコラオス」らしい。たぶん。
この時期クッキーやチョコレートにデザインされて大々的に宣伝されているのは「サンニコラ」のほう。
そりゃそうや。
数都市以外はサンニコラを祝うわけだから。
ってことは、シント・マールティン…サンニコラの風習をパクった?笑
まぁ、どちらも司教だったので衣装は被るだろうし、貧しい人々を助けた聖人と言うところも共通しているので、長い年月をかけて風習としては同化したのかも…。
個人的な見解ですけど。
ベルギーの子どもは2度プレゼントを受け取る
いずれにしても、シント・マールティンかサンニコラの日にプレゼントをもらい、クリスマスにもプレゼントがもらえるベルギーの子供たち。
ベルギーに住んで良かった!
と思うらしい。笑
この習慣は、ベルギー周辺の国々にも多少はあるみたいだけど、やはり限られた地域のみ。
我が家のgirlsが「サンニコラのプレゼントは、サンニコラではなく親が用意している」と認識したのは、小学校4年生ころ?だったかな?
結構遅いな。
気が付いてからもしばらく信じているふりをしていたらしい。笑
気が付いていると知れたらプレゼントもらえなくなると思ったらしい。笑
末っ子が小学生時、オランダ語の授業でサンニコラに書いたお手紙。
訂正されてる。泣
そして字が汚い。泣
「親愛なるサンニコラへ
私は『トップモデル』(塗り絵のように衣装や髪型をデザインする冊子)とお菓子を一袋欲しいです。
キス&さようなら」
親に気遣って高額商品をねだらない優しい娘たちでした。泣
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