misc-net 家主Hanaの日記

ベルギー生活に役立つ情報だったりそうでもなかったり。たまにガレージセール連絡帳として活用。

ブリュッセル、スト

朝、長女が家を出てからほどなくして帰って来た。
トラムが動いてないとのこと。
遅刻しそうだからそんなこと言って車で送らせようとしているのか…。
と疑いつつも(娘を信用してないのか!)、選択肢無くあわてて家を出る。

通常のルートで向かうと、なんでもない道が渋滞。
じゃぁ、と回り道してもそこも渋滞。
まわりにまわってぎりぎりで送り届け、帰って来て「STIB」(ブリュッセル市交通局って言うのかな?)
のホームページを見てみたら、娘の利用しているラインどころかメトロもトラムもバスも
ブリュッセル市内の交通機関は全てストにより運休とのこと。

昨日はヴァレンタインデーだったし、平日だと言うのに外食したり家でごちそうを食べた翌日って
ことで、のんびりしたかっただけなんじゃないでしょうねー!

現地のテレビ番組も見ないしラジオも聞かないんで、こういう基本情報に触れること無く、
泡を食うはめになることしばしばです。

つい先日も、娘が通学に使っているトラムを含む2~3のラインが運休になりました。
前日、何らかのアナウンスがあったらしいですけど、娘を含め知らなかった人も多かったらしく、
そのまま停留所で待ち続けている人や、あきらめて線路を歩き出す人、家に帰る人…
さまざまだったそうです。

だいたいトラムの停留所は無人ですから、文句を言う相手もいないし、現状を受け入れるしかない
とは言え、こう言うときのベルギー人の肝っ玉は座ってますね。

娘が利用する停留所より前から歩いて来ている人は、この季節だと言うのに汗ダラダラだったとか。
それでも、歩くしか選択肢の無い人は歩くしかないですものねー。

娘はちゃっかりお友達のお家の車で学校に送ってもらい、帰りもほかのお家の車で送ってきてもらった
ので、家に着くまで知りませんでしたが、やはりホームページを見てみると、運休のラインの告知が
トップに載ってました。

日本だったら…、と比べることに何の意味もありませんが、ためしにシュミレーションしてみると、
きっと交通局の人が、運休がわかった時点で各停留所に張り紙とかするでしょうね。
しかも、代替えのバス出すとかするでしょうね。
それを手配する交通局員のほうも忙しくなっちゃうし、利用者のほうもなんとか遅刻しなくて済むかも
しれないと思うとあわてちゃうし、ストレス溜まっちゃいそうだなぁー。

その点、この国では、再開するまで特に何もしないし、利用者もなにも期待しないし、
遅刻しても平気そうだし、それはそれで平和でいいですね。
「こう言うもの」と言う「慣れ」は必要ですね。
(「経済損失」って言う観点から言うとあんまりよくないのかな?)

緊急性があるときは、『怒り100倍!』かもしれませんけどね。

これからは、毎朝の日課として、お天気のチェックとともにトラムの運行状況も
確認しなくちゃだめなのかしらねぇ…。


娘の下校時までに、運行再開することを祈るの母です。