misc-net 家主Hanaの日記

ベルギー生活に役立つ情報だったりそうでもなかったり。たまにガレージセール連絡帳として活用。

「オバマ!」って…

 20日オバマ新大統領の就任式が、ベルギーでは夕方5時半開始で、何気なくつけたテレビで生放送していました。
 聞いて理解できるとは思わなかったけど、アメリカ初の黒人大統領の就任式だし、有名アーティストたちの演奏などもあるし…と、とりあえずテレビをつけてはいたものの、ほかの用事を済ませながらBGMのように聞いている状態でした。 
 下校後おやつも食べ終った娘たちは、普段はあまりつけないテレビがせっかくついていると言うのに、英語の演説ににフランス語の同時通訳と言う、まったく面白くない番組で興味なしです。 
 と、末の娘が、「オバマじゃなくて子供の(番組)見たい!」  

 いまだに赤ちゃん言葉が抜けなくて、「もう、くつぁれたー(疲れた)」とか、「かわいいクツァート(スカート)はきたい!」とか「ジュースもむ(飲む)!」とか言ってるくせに、世界一の経済大国の大統領に向って呼び捨てはないだろう。
 
 これは、決して親のしつけが悪かった訳ではなく、長女の影響と分析しました。
 うちではテレビと言えばNHKのニュース(日本語だから)くらいしか見ないので、10歳の長女も結構熱心に見ています。
安部元総理どうしてやめちゃったの。」とか「(民主党の)小沢代表っておばあちゃんに似てるね。」(ちょっと似てます)とか、政治家にちゃんとタイトルをつけて呼ぶのはテレビで聞いたまま。アメリカの大統領選のニュースが毎日のように流れていた頃は「マケイン候補とどっちが勝つと思う?」なんてことも 言ってたし、最近では小室哲哉のことを「小室プロデューサー」とか呼んでます。

 その長女が、なぜかオバマ大統領のことは「オバマ」と呼びます。
学校で、友達がみんなそう呼ぶから自然に彼女もそう呼ぶようになったみたいです。
 娘たちの学校では、先生のことも名前で呼び捨てです。(学校によっては、ちゃんと『マダム』とか『ムシュー』とか敬称を付けて呼ばせているところもあるらしいですけど。)
 末っ子が「オバマ」と呼び捨てにするのは、この辺の習慣も影響しているかも。

 今日もテレビを見て末っ子が叫んでいる。
「あ、オバマだ。」
でも、幼稚園児に「オバマ大統領って呼びなさい。」って言う必要もあるんだか無いんだか…。