※すみません、今日は本当に「ひとりごと」でしかも長いです。
まいど、久々にヒールのある靴を履いて筋肉痛のHanaです。
昨日は、補習校の卒業式でした。
我が家の末っ子も中学部を無事卒業いたしました。
3ヶ月遅れ。
マスク着用でソーシャルディスタンスを守って…。
在校生もいないし来賓もどなたもいらっしゃらないし、卒業生の歌も無し。
でも、いい卒業式やった。
卒業証書授与のあいだに卒業生が弾いたピアノとバイオリンのBGMがすばらしくて、今でも思い出すと泣けてくる。
音楽っていいなぁ。楽器が弾けるってすばらしい。
あ、楽器といえば「スッキリ」の「バンドやろうぜ!」は本日7月2日が最終章本番の日!
その話はまた明日!
日程決定まで
7月1日に「フェーズ4」に入ったら「200名までの文化的催しは社会的距離を守れば開催可能」と判明したのが6月の半ば。
「卒業式も入学式もできるやん!」ってなったんだと思う。
「平日でも夕方以降にすればお仕事ある親も遠方のご家庭も出席できるんじゃね?」ってなったんだと思う。
自粛生活で既にヴァカンスのような毎日とは言え、正確には7月1日から現地校は夏休み。
ヨーロッパ内なら旅行も可能だし、既に予定入れてる生徒もいるかも…。
って学校側も悩んだに違いない。
なにしろベルギー人はヴァカンスにかける情熱がぱない。
例年なら、本当に7月1日に出発する人めちゃ多い。
フライングで6月中に出発しちゃう人もまぁまぁいる。
やっぱり秋に開催したほうがいいんじゃないか…。
とか、1人でも多くの卒業生が出席できるようにと考えると、日程選択も難しかったことでしょう。
そして6月21日にメールが来て…。
日程決定
7月1日に決定。
何人か出席できない生徒もいるみたいだったけど、仕方がないと思う。
秋に状況がどうなってるか誰にも分らないし。
第2波? 来ないことを祈るけど、来ない保証はどこにもないものねぇ。
実際、規制がゆるゆるな日本は微増してまっせ。泣
前日
来賓も在校生も出席せず、卒業生の歌も無く、短縮形で開催と聞いて夫が
「襟が付いてたら軽装でもいいかなぁ…。」
と。
いや、少ない出席者くらいせめて正装してあげようよ。
現地校の卒業式じゃあるまいし。
現地校の卒業式ってみんな気楽で、6月末って気候もあってか、うっかりすると短パンのお父さんとかいるときあるからねぇ。それはそれでいいけどねぇ。
主役は卒業生だし、お祝いする気持ちがあれば服装は重要じゃない!
とは言え、正装して祝う日本スタイルもいい。
その子にとっての卒業式って小学部も中学部もあるとは言えそれぞれ一回だものねぇ。
昔、新聞のコラムか何かでダンディで有名だった俳優の故岡田真澄さんが
「人と会うときに服装に迷ったら、きちっとした服を着ていくことにしている。」
と書いてました。
相手が正装なのに自分が軽装で居心地が悪くなるくらいならちゃんとしていけってことらしいです。
そうやと思う。
若い世代は岡田真澄知らないやろなぁ。泣
当日(昨日)
いつも最後に起きてくる末っ子(今日の主役)が一番に起きてきた。
卒業式は19時からですけど、早起きするほど気合入ってるん?
「お母さん、卵どこ?」
え?補習校にお弁当でも持っていくの?
みんなに配るの?
末っ子「モンブラン作る。」
?今日?
なんで?
前日、一緒に出掛けたカルフールでモンブランの材料を買ってたのは見たけど、まさかこのタイミングで作るとは…。
とにかく作業開始。
中心に来るメレンゲのために卵白を泡立てたら角が思ったほどしっかり立たない。泣
母「卵がちょっと古いのかも…。新しいの買ってきたら?」
物事がうまく進まないと一挙にテンション下がるタイプの末っ子の機嫌が下降していく。
しぶしぶ次女も買い物に付き合う。
なぜならモンブランは次女が食べたいと末っ子にリクエストして作ることになったから。
近所に食材店あって良かった。
うちから300m。
徒歩4分でっせ。
それに姉を連れ出す妹。泣
1人で行け。
新しい卵をゲットして無事メレンゲも角が立ち、2時間くらい(!)かけて焼いてその間にほかの準備をして順調に作業は進んだけど…。
角が立たずに終わった砂糖の入った卵白どうしよう。
先週末アルバートハインで買ったばかりで、決して古くはないんだけど、2日ほど常温で保存してたから鮮度落ちたかなぁ…。
卵なんて常温保存問題ないはずやし、なんとか再生させよう。
「卵、砂糖、小麦粉」で検索したら「蒸しパン」がヒット。
バターを使わない分、カロリー控えめかな…、混ぜて蒸すだけだし。
と、モンブランを作る末っ子の横で母はせっせと蒸しパン作り。
卵白に投入しちゃった砂糖の分量に合わせると大量の蒸しパンができちゃう計算。
しゃーない。
しかし…。
卒業式なのに全く関係ないことで朝から忙しい!泣
でもまぁ19時からやし、まだまだシャワー浴びる時間も衣装にアイロンかける時間も十分ある…と楽観していたら。
次女「マモ―ン、このズボンにこれでどうかなぁ」
母をマモーンて呼ぶな。
長女はときどき「ねぇ、マザー」って呼ぶ。
母親をマザーって呼ぶ人、英語圏でもいないやろ?
とにかく、次女が持ってきたのはデニムのパンツ。
母「え?なんでジーンズ?」
次女「ほかに着るもの無い。」
そんなはず無いやろ。
母「あれはどう?」
次女「あれは嫌。」
母「あれあるやん。」
次女「あれも嫌。」
母「……」
どんどんHanaの時間が無くなっていくーーー。
夫の衣装のアイロンもかけ終わり、16時過ぎにシャワー浴びてたら日本にいる長女からLINE電話。
緊急かと思って出たら、まぁまぁどうでもいい話。泣
母「あたしさぁ、今、シャンプー中で裸ん坊なのよね。切っていい?」
長女「ちょっと待って!」
大学を休学中でなぜか岡山でアルバイトしている長女は、そのバイト先でのストレスが溜まりがち。
電話で話し出すと止まらない。泣
濡れた髪のまましばらく電話。泣
補習校へ出発!
通称「せっかち君」の夫が「道が混むから6時前に家を出た方がいい。」とのたまう。
通常15分の距離。
どんなに混んだって、20分以上かかったことないんですけど…。
学校側もそんなに早くに来てほしくないやろ。
6時40分から受付開始だし…。
そんなに早く行っても椅子も無いのに…。
今回、社会的距離を保つため、生徒以外の出席者は椅子無しです。
(実際、1時間慣れない靴で立ちっぱなしはきつかった。)
結局18時過ぎて出発。
学校到着
道は全く混むことなく、18時半前に駐車場着。
いつも駐車スペースを探すのに一苦労のデルタ駐車場も、ぱらぱら空きがありました。
自粛中だからなのか、夕方だからなのか…。
学校では、入り口が生徒と家族とで2つに分かれていて、それぞれ消毒液が置かれていた。
玄関ホールは卒業生の家族が「社会的距離」を保つにはなかなか難しい広さ。
しかしほどなくして体育館に移動。
時間通りに式スタート。
ラッピングされた蒸しパン
卒業証書授与のBGMが泣ける
「君が代」「校歌」に続いて「卒業証書授与」。
本来、卒業式に卒業生が歌うはずだったいきものがかりの「YELL」(中3)と「仰げば尊し」(小6)をそれぞれ伴奏する予定だった卒業生がBGMとして弾いてくれた!
めっちゃいい!
中3はピアノのFちゃんとヴァイオリンのAちゃん、小6はYくんのピアノ。
Fちゃんは自粛中もずっと練習していたらしい。泣
Aちゃんとのアンサンブルも完璧やん!
Aちゃんスタイルいいなぁ。(笑)
モデルになれるやん。
Yくんのピアノは、そのテンポといい緩急が泣かせるレベルや。
今、思い出しても涙出る。
閉式
約1時間後、「撮影の瞬間だけマスクを取る」という技を使って記念撮影終了。
来賓の挨拶も無く在校生も不在ではありましたが、シンプルで素敵な卒業式でした。
中3は残って、Aちゃんママさんが編集してくれた「卒業記念動画」を鑑賞。
めちゃめちゃ良かった!
その動画が入ったUSBもいただけるのよ。泣
Aちゃんと同級生で良かった!(笑)
Aちゃんママさんありがたう!(←宮本風旧仮名遣い)
めちゃ遅い晩ご飯
末っ子が「中華料理希望」とのことでおいしいと評判の近所の中華料理屋さんでテイクアウトするはずやった。
しかし、学校を出る時点で9時過ぎてた。泣
今から中華ってのも…。
ってなって帰宅してあり合わせの晩ご飯になった。
お祝いは今日に延期。
明日、レポします。
卒業後
ブラッセル日本人学校には、中学部を卒業した生徒がさらに日本語を学べる「学習会」なるものがあります。
過去に長女も通って大変お世話になったし、次女も現在籍があり、末っ子も自粛が解かれ次第通う予定。
でも「学習会」はオフィシャルな会ではなく、日本人学校の校舎をお借りして保護者が中心となって運営しているプライベートな会。
なので、まだ学校に通う機会はあるものの、正式には卒業。
長女の小学校入学から16年通い続けた補習校がちょっと遠い存在になるのは寂しいなぁ。
今は実感ないけど。
この3ヶ月は現地校にも通うことなく、今日が土曜なのかどうかもカレンダーで確認しなきゃ忘れるレベルやったし…。
普通の生活が戻って週中に現地校に通うようになったら、土曜が来るたびに補習校を卒業したことを実感するかもなぁ。
あ、そう言えば、学校からいただいた卒業の記念品は、校章入り「モバイルバッテリー」やった。
次女の時は写真立てだったかなぁ…。
今回は時代に沿ったいい記念品やなぁ。
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