次女の誕生日でした。
3ヶ月前の末っ子の誕生日に、何が食べたいか聞いたとき、「たとえばカレーとかー…。」と言った時点で「カレー!」と即答し、長女に「お母さんがカレーって言うからだよ！」と怒られた経緯があったので、今回は、「カレーとかスパゲッティーとかハンバーグとか…。」と３つに増やして（２つだけかい！）聞いてみました。が、答えは「焼きそば」。
『ふ～ん、2歳違うと自分で考えられるんだなー。』と成長ぶりを見たような（大げさ？）気も。
しかし理由は「お姉ちゃんの誕生日が焼きそばだったから。」
なんだ、単なるおねえちゃんのまねっこか。
『焼きそばなら簡単!』と買い物に行った（昨日）。なぜか途中で、ふと『ラクレットが食べたい。』と思った。ラクレットの材料を買った。
何のためにリクエストを聞いたんだか…。
娘は、わたしの「ごめーん、焼きそばじゃなくてラクレットになっちゃった。」の言葉に、「焼きそばって言ったじゃない!。」と怒るでもなく、「えー、ラクレットぉー」と不満の体でもなく、くねくねしている。（いっつもくねくねしているので『タコ』と呼んでる。）そしてボソッと
「ラクレットってなーに…」
ラクレットはスイスやフランスのサヴォア地方の料理です。（詳しくはこちら←写真も載ってます。）
去年の夏にスイスに行ってから『ハイジ』にはまって、よく日本人学校からDVDを借りてきて見てますが、ハイジのおじいさんが暖炉の火でチーズを溶かしてパンにのせて食べてるあれがラクレットの本来の姿ではないかと思います。（あくまで私見）
うちでは、魚介とか野菜とか7～8種類の具を並べてチーズと一緒に焼いて食べてます。野菜もとれるし、それはそれでとっても美味しいのですが、本来は、ジャガイモやパンとちょっとした付けあわせで食べる、まさにハイジの世界のような素朴な料理だったのではと。
この寒さでラクレットに走った人も多かったのか（または在庫管理がずさんなのか）、うちの近所のスーパーでは、定番ラクレットチーズが売り切れでした。（仕方ないのでマスタードの粒などが入った変わり種ヴァージョンを買いました。）
日本から来たお客様とか、もうすぐ帰国という方に、よくラクレットをお出ししますが、皆さんとても気に入ってくれます。日本人の口に合う料理だと思います。
ラクレットマシーン（正確lにはラクレットオーブンと言うらしい）も40ユーロくらいで売っているし、日本でもできるんじゃない？と勧めたこともありますが、あるとき帰国中lに都内のスーパーで見たラクレット用チーズはゲロ高値でした。（今ネットで見たら\6500～7000/圈 こっちの10倍近い！）ほかのチーズでもできるかもしれないけど、やっぱり、あのラクレット用チーズだからこそ美味しい、独特なラクレットの味になるのです。
帰国の予定がある方は、マシーンを買って、ベルギーにいる間にラクレットを食べまくるしかない！
そして、ご帰国の際には当ガレージセールでマシーンをご出品ください。ラクレット大使として売りさばかせていただきます！（確約はできません。）
