享年45歳。
若すぎる。
そして、つい2日前、娘たちが3人ともお世話になった現地の小学校のMuriel先生が亡くなられました。
47歳。
若年性認知症でした。
すごく穏やかないい先生だったのに、怒りっぽくなったり物忘れが激しくなったり…。
父兄とのトラブルが増えてきて…。
でも、誰も認知症の症状だとは気が付きませんでした。
もちろん本人も。
ついには日常業務に支障をきたすようになり、校長先生は解雇に踏み切ったのですが、のちにそのことを謝罪してました。
でも、病気が原因とは言え先生という職業は続けられていなかったのだから解雇もやむを得なかったし校長先生として当然の決断だったと思います。
そして、病気はどんどん進行し、言葉も忘れ、家族を忘れ、生きることも忘れちゃったのです。
不幸に輪をかけたのは、若年性認知症に保険が適用されないということです。
治療費も入院費もすべて保険適用外で、財政的にそうとう切羽詰まっていたそうです。
校長先生は在校生や卒業生の家庭に声をかけ、なんと18000ユーロの募金を集めました。
金額としてはそれなりに莫大ではありますが、果たして実際にかかった費用はどのくらいになるのか…。
校長先生からの訃報のメールにはMuriel先生のご家族からのメッセージとして
と書かれていました。
確かに。
それが一番いい。
Hanaも日本滞在中にちょっと無理して札幌あたりにコンサート見に行っちゃおうかな…と計画しかけたけど…。
そんなお金あったら7月の西日本豪雨の被災地に募金するかー。
と断念したのに、まったく忘れ去ってなんにもしなかったので、せめてお世話になったMuriel先生のために寄付しようと思う。
しかし…。
不幸は…、誰にでも
突然やってくるなぁ。
自分より若い方の訃報は、なかなかこたえるんでした。
ご冥福をお祈りするのみ。