misc-net 家主Hanaの日記

ベルギー生活に役立つ情報だったりそうでもなかったり。たまにガレージセール連絡帳として活用。

顕現日・Epiphanie

今日1月6日はキリスト教の顕現日(けんげんび)(または公現節)です。

キリストが生まれたのを知った東方の三賢人(三学者、三博士とも)が、三つの贈り物(黄金・乳香・没薬〔もつやく〕)を持ってお祝いに来たことを記念する日です。
フランス語ではEpiphanie、英語ではEpiphanyと言い、クリスマスから続いたお祭りがこの日に終わります。

フランス、ベルギーではガレット・デ・ロワ(galette des Rois)と言う焼き菓子を食べます(ほかの国のことは不明)。
この時期、どこのスーパーでも山積み状態で売られてます。
中には陶器の人形などが隠されていて、切り分けたケーキの中にその人形が入っていた人は、その日、王様・女王様になり、ケーキについてくる王冠をかぶり、周りの人になんでも(?)命令できる…と言うことになってます。

古いガイドブックには、子供が3人一組(三賢人てことでしょうね、たぶん)となって家々を回り、お菓子をもらう(三賢人が『もらって』どうする?)…と書いてありますが見たことはありません。
廃れた習慣か、フランスあたりでは続いているんでしょうか…?

娘の学校でも気のきいた子がこのケーキを持ってきたそうで、当たった子は男の子ならお妃を、女の子なら王子様(?)を選ぶと言ってました。
習慣も変化したのかな。笑

我が家は今まで1月6日にやったことはなく、この直後にある次女の誕生日にやったりしてましたが、なぜか今年は、娘たちが『今日がガレット・デ・ロワの日だ!』と主張するので、仕方なく夕方買いに行きました。

夕食後に切り分けおいしくいただきましたが、人形が当ってもその直後にお風呂→歯磨き→就寝で、なにも命令する暇なし。

夜にやるものじゃないのね、きっと。

まぁ、娘は王冠getしただけで満足なんですけど。