街中で「恵方巻き」が売られていて、ちょっとカルチャーショック。
14年前に日本からベルギーに来て以来、毎年一時帰国はしていたものの、特に子供が学校に行くようになってからは休みの長い夏ばかりだったし、2月に日本にいたのは今回が初めてのことかも…。
ちがったかな…。
「十年ひと昔」と言うから14年もたっていたら、浦島太郎的な変化があってもおかしくないけど。
日本滞在中に会った親戚(京都人)は、関東に引っ越してきてから「恵方巻き」に出会ったので関東の習慣だとずーっと思っていたらしい。
Hanaは関西の習慣だと思っていたけど、じゃあ一体どこの習慣なの?
と、今になって検索してみた。
いつもあらゆる疑問を解決してくれる頼もしい味方ウィキペディアによると、
とのこと。(詳しくはウィキの「恵方巻き」参照)
へー、そうだったのー。
セブンイレブンやるなー。
1998年と言えば、その年の春(要するに節分のあと)わが家が香港から日本に
引っ越して、翌1999年2月にベルギーに越して来ちゃったので、セブンイレブンの策略に実際に触れたのは1999年の1年だけってことになる。
夫は既に赴任していて、やっと8ヶ月になろうと言う乳飲み子の長女と実家に居候していた頃だなぁ…なんて、懐かしく思い出してしまった。
やはりウィキによると、2002年に53%だった認知度は2006年には92.5%(!)にまで上がったとか。
今回の一時帰国で1月下旬に日本に着いた頃には、テレビでも宣伝やら特集番組やらいろいろやってたし、新聞広告にもチラシがばんばん入ってたし、当日には、普段巻き寿司なんか売ってないようなお店が一日限りで太巻き売ったり、
店頭に出店だしたり、もちろんスーパーマーケットのお惣菜のコーナーは太巻きの山盛りだったし、大盛り上がりでした。
バレンタインデーに次ぐ、流通業界による新たな「作られた流行」は、一時の流行に留まらず「日本の習慣」へと進化を遂げたわけですね。
スバラシイ!
2006年のミツカンの試算では、経済効果が140億円超!だそうな。
日本経済の発展に貢献していることは「間違いない。」(by 長井秀和)
も確認したけど、普通に切って恵方を向くこともなく一切れずついただきました。(意味無し)
次なる新たな食習慣は何ざんしょ。
流通業界さんの今後の戦略が楽しみでもあります。