まいど、何年かぶりで7月にベルギーにいるHanaです。
例年、娘たちの現地校の成績表を貰う日の直後にベルギーを出発し一時帰国してました。
早いときは6月27日くらいだった年もあったし、遅くても7月4日くらいには出発してました。
それは、日本で体験入学するため!
体験入学。
すばらしいシステムです。
ベルギーの学校が終わってすぐに帰国すれば2~3週間日本の学校に体験入学できるのです。
もちろん無料!
しかも、我が子が通った学校は、先生もクラスメイトもめっちゃウェルカムムードでちやほやしてくれて(笑)3人とも楽しく通ってました。
末っ子がこの春に中学を卒業してしまったので、もう体験入学することも無くなってしまいましたけど。
たまに高校にも体験入学すると言う話も聞いたりします。
受入れてくれる高校を探すのも大変かもなぁ。
自治体や学校によって違う対応
体験入学という制度は法律などで決まっているわけではなく、すべての学校で可能というわけではない…と今ウィキ先生から学びました。
各自治体や学校長や教育委員会などの裁量で受け入れるかどうか判断できるみたいです。
Hanaの母校は可能な学校で良かった。
手続きの流れ
というわけですべての自治体に当てはまるわけではないみたいだけど、埼玉のHanaの出身地の例で手続きの流れの例です。
①学校に電話して「体験入学」が可能か問い合わせる
Hanaは一度メールで問い合わせちゃったことがあって、そのメアドが無効になってたそうで(HPには載ってるのに!)返信来るまでめちゃ待ったことある。
なので、メールじゃなくて電話がいい。
②学校に確認取れたら「教育委員会」へ出向いて「転入届け」みたいな書類に記入押印する。
日本に家族がいるなら事前に頼んでおけば話が早い。
Hana家は父が代行してくれてたけど、その父が10年前に亡くなり、車も運転しないし足元がおぼつかない母に頼むわけにもいかず、帰国してから自分で出向いて手続きしてました。
印鑑を忘れて母音を押したこともたったなぁ。
教育委員会でほぼ毎回「学校には確認とってありますよね?」と聞かれてたので、やはり手順としては先に学校に聞くべきってことですね。
③学校にご挨拶に伺う
大体毎年、教頭先生が窓口になってくださり、時間表とか給食の集金袋とか必要書類をいただいたり、担任の先生とご対面したり、登校初日にどの入り口のどの下駄箱を使うかなど説明を受けます。
Hanaはこの時「娘たちの漢字力が年相応ではないこと」を伝えるようにしてました。
我が子たちはこれが重要ポイントだったので。(笑)
突然教科書読まされたりしてもねぇ。
授業進まなくなりまっせ。😭
④集団登校なので登校班の班長さんのお宅にご挨拶
近所の子に聞いたら班長さんはすぐに判明するので、一応ご挨拶し、集合時間も確認。
そのほかの準備
Hanaはベルギーにいる間に学校に教科書の出版社を問い合わせ、補習校で使っているものと同じ教科書の場合は算数と国語のみベルギーから持参してました。
同じ教科書ってこと結構多かった…と記憶してます。
上履きはもちろん体育の授業のために白いポロシャツや紺のショーツなど体操着もどきと体育館履きとそれらを入れる袋も。
夏はプールの授業もあるので、水着やら帽子やらゴムの入ったバスタオル(あれ便利!)やらゴーグル?やら水泳バッグも必要だし準備するものいっぱいや。
うちの娘たちは軽いバックパックで登校してましたが、ベルギーからランドセルを持って行く子も空港などでよく見かけました。
それから連絡帳。
これは日本でしか使わないので日本に置きっぱにして毎年同じものを使い回していたなぁ。
一年前のを読み返してみたりしていい記念だったかも。
今も日本の実家に置きっぱ。(笑)
そしてめちゃ重要な水筒と帽子。
Hana実家から学校までたったの700mだったけど、毎日帰ってくると顔が真っ赤で汗だくやった。
日本の夏は厳しいい!
水筒も帽子もマストです。
通学に使っても問題なさそうな地味な帽子を使ってました。
そして最後の日にクラスのみんなに配るビスケット。
Hana家は「スペキュロース」を持って行くこと多かったけど、ある年、近所のショッピングセンターでLotusのスペキュロース売ってるの発見して、翌年コートドールCôte d'Orのミニ板チョコに変えたことあったなぁ。
でも、夏にチョコレート持っていくのって、ちょっと心配。
空港から家までのどこかで溶けちゃいそう。
クラスメイトのありがちな認識
ひとつだけ子供がとまどったのはクラスメイトからの
「英語しゃべってみて」
という要請。笑
英語ひとこともしゃべれないって言っても信じてくれないらしい。笑
恥ずかしくてしゃべらないと思ったのかな。
「英語じゃなくてフランス語ならしゃべれるよ。」っていう返しができなかったのかな…低学年のうちは。
そういう時はどうやって返すか教えておけばよかったかなぁ…。
母はただ笑って聞き流していたけど…。(笑)
体験入学の利点
①やっぱり子供の日本語力が上がる!
たった2~3週間なのに、周りの同年齢の子どもが日本語しゃべってる環境にどっぷりつかるって刺激的なんでしょうねぇ。
子どもの吸収力って想像以上ですからねぇ。
②給食を体験できる!
日本の給食ってすごいと思う。
ベルギーの現地校の給食なんて、お高い割に…。
③部活を体験できる!
次女は中学も3年間通って部活(テニス部)も体験して楽しそうでした。
逆に部活が無かったら楽しくなかったかも…とは言ってましたが…。😭
小学生のように転校生に興味津々でガンガン話しかけてくるという無邪気さがなくなり、中学校ではしらーっとした空気が流れていたらしい。笑
部活の友達いなかったらぽつねんとしてたかもって。
大人の階段昇っちゃってるのねぇ。
④日本にお友達ができる
一時帰国した時にお友達がいるってめちゃ助かる。
1ヶ月くらい滞在してて友達いなかったら、クーラーの効いた室内でテレビ見て1日が終わっちゃうかも。
35℃越えの猛暑日でも外で遊んだり、お買い物行ったり、お宅にお呼ばれしたり、友達さまさまでした。
学校と先生とクラスメイトには感謝しかない
たった2~3週間のために来る生徒1人のために受け入れる側は準備がめっちゃ面倒だと思う。
持ってない教科書を貸し出してくれたり、授業内容を変更してくれたり、イレギュラーへの対応で余計なお仕事増やしちゃってたと思う。
なのに、いつも歓待してくれて、最後の日にはクラスメイトからの寄せ書きとかメッセージカードとか文集もどきを作ってくれる先生もいっぱいいらっしゃいました。泣
学校にも先生にもクラスメイトにも感謝しかない。
ある年は、「もう少し早くわかってたら夏のキャンプも一緒に行けたのにね。」と言っていただいたことがあり、学校への連絡が遅かったがためにチャンスを逃してしまいとても残念でした。
先生方は、「日本以外からの同級生と触れ合うことができて児童・生徒にとってもプラス。」とおっしゃってましたけど。
一度、春に帰ろうとして、やはり体験入学できないかと問い合わせてみましたが、新学期が始まったばかりのタイミングでは難しいと断られました。
そりゃそうや。
新しい学年、新しいクラス編成になったばかりの、のところへ、たった2週間の得体のしれない転校生に来られても迷惑でしかない。
春は避けるべきやと思います。
娘たちは、「猛暑の夏」を避け、この春、親抜きで(!)初めて二人で一時帰国のはずだったのに…たぶん初めて「日本の春」を満喫するはずだったのに…。
(夏と冬にしか帰ったことない気がする)
コロナでキャンセルとなりました。
次は来年の春かなぁ…。
体験入学は無いけど。
コロナ禍終息してるかなぁ…さすがに。
特に貼る写真がないので、お隣のねこちゃん通称「ジジ」の写真。
本名は「ブルー」みたいですけど。
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